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サッカーU-23日本代表、U-23パラグアイ戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。初陣のメンバーは?【パリ五輪】

シリーズ:日本代表予想スタメン&フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

MF:藤田譲瑠チマ

U-23日本代表MF藤田譲瑠チマ
【写真:Getty Images】


生年月日:2002年2月16日(22歳)
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:25試合1得点

 U-23日本代表の心臓を担うキープレーヤー。現在ベルギーを舞台に活躍する藤田譲瑠チマは、このチームでキャプテンを務めている。その重要性はAFC U-23アジアカップ カタール2024以前から顕著であり、アンカーとしてもはや不可欠な存在だ。

 U-23アジアカップではU-23UAE代表戦を除く全5試合に出場し、準決勝のU-23イラク代表戦では2アシストを記録している。17日のU-23フランス代表との国際親善試合でも1ゴールを挙げ、五輪ホスト国に圧倒されながらもゲームをドロー決着に持ち込んだ。持ち前の守備力と後方からの攻め上がりは、格上相手でも大いに輝いた。

 この一戦のあと、藤田は「(ゴールを)決め切れたのは良かったが、中盤のプレーヤーとしてチャンスメイクを増やしていくことは意識したい」と語っており、もうひとつの特長であるパスや展開力に言及した。キャプテンが実力を発揮できれば、U-23パラグアイ代表相手にも十分に戦えるはずだ。

MF:山本理仁

U-23日本代表MF山本理仁
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年12月12日(22歳)
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:33試合0得点

 U-23日本代表を率いる大岩剛監督は、U-23フランス代表との試合のあと、「我々の強みは守備からのショートカウンター」と語った。実際、同格以下の相手が多かったU-23アジアカップでも要所要所で鋭いトランジションを見せている。

 そういった戦術と相性の良さを見せるのが、現在シント=トロイデンで活躍するMF山本理仁だ。データサイト『FotMob』によると、山本は「1試合あたりのファイナルサードにおけるボール奪取数」でチーム内3位の数字をマーク。すなわち、まさしくショートカウンターにおける重要なプレーを、今季のリーグ戦でも見せている。

 U-23フランス代表戦ではウイングの平河悠らが中盤を介さずにサイドから仕掛けることが多かったため、同選手が攻撃シーンで目立つことはなかった。しかし先のU-23アジアカップで、山本はセットプレーからのクロスで2アシストを記録している。その高いキック精度は、ショートカウンター戦術でも有用であるはずだ。

MF:三戸舜介

U-23日本代表MF三戸舜介
【写真:Getty Images】

生年月日:2002年9月28日(21歳)
所属クラブ:スパルタ・ロッテルダム(オランダ)
23/24リーグ戦成績:19試合2得点

 先のU-23フランス代表戦で、三戸舜介は藤田譲瑠チマのゴールをアシストした。CFの藤尾翔太が鋭いプレスでボールを奪取すると、相手陣地でショートカウンターを展開。連動した三戸がドリブルで運び、駆け上がってきた藤田にヒールパスを送る。これを藤田が落ち着いてゴール右隅に蹴り込み、ネットを揺らした。

 ウイングが本来のポジションの選手だが、この試合ではインサイドハーフとして起用され、中央でも十分に輝けることを証明した。『FotMob』によると、現在所属するスパルタ・ロッテルダムでは、山本と同じく「1試合あたりのファイナルサードにおけるボール奪取数」においてチーム内3位に入っている。

 大岩剛監督が標榜する「ショートカウンター」戦術において、三戸もまた適したプレーができるわけだ。また、三戸は取り消しとなったPKの場面でも縦への突破意識を感じさせた。同選手のオフェンス能力は、五輪本戦でもポジティブに作用するだろう。

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