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U-23パラグアイ代表、要注意人物は？

　パリ五輪（パリオリンピック）・グループD第1節、U-23日本代表対U-23パラグアイ代表がスタッド・ドゥ・ボルドーで日本時間25日2:00キックオフにて行われる。U-23日本代表が警戒しなければいけない人物は誰なのか。今回は、U-23パラグアイ代表の要注意人物を紹介する。

　U-23パラグアイ代表で最も気をつけなければいけないのは、背番号8を背負うディエゴ・ゴメスだ。アメリカ・メジャーリーグサッカー（MLS）のインテル・マイアミに所属する21歳のMFである。

　母国・パラグアイのクラブ・リベルタの下部組織出身であるゴメスは2022年5月4日のコパ・リベルタドーレス・グループB第4節のカラカスFC戦でトップチームデビュー。その4日後のオリンピア戦でリーグ戦初出場となったが、2枚の警告により退場処分を受け、ほろ苦いリーグデビューとなってしまった。

　2023年夏にゴメスはマイアミへ完全移籍。リーグデビュー戦となった8月27日のニューヨーク・レッドブルズ戦で初ゴールを奪い、チームの勝利に貢献した。今季は足首の負傷で約2ヶ月間の離脱があったものの、ここまで公式戦16試合に出場4得点4アシストを記録している。インサイドハーフや左ウィングでプレーし、しっかりと結果を残している同選手だが、今季ここまで6枚とイエローカードの多さも気になるところだ。

　年代別のパラグアイ代表に選出されていたゴメスだが、すでにA代表も経験。2022年9月1日のメキシコ代表戦でデビューし、ここまで7キャップを記録している。

　そして、パリ五輪の南米予選にあたるCONMEBOLプレオリンピック大会に臨むU-23パラグアイ代表に選出されたゴメスはキャプテンとしてチームを牽引。全7試合に出場し、U-23アルゼンチン代表との初戦で先制ゴールを挙げるなど、5得点2アシストの大活躍で、パリ五輪出場権獲得に大きく貢献している。

　ゴメスは南米の選手らしい細かいタッチのドリブルが得意で、複数人に囲まれていても局面を打開できる。また、長短のパスを使い分け、中盤から前線へのパスで決定機を演出する。所属するマイアミでチームメイトであるリオネル・メッシとのコンビネーションも抜群で、ゴール前のアイディアも豊富だ。決定力のあるこのMFを自由にさせてはいけない。