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レアル・マドリードのアルダ・ギュレル

　欧州クラブの間で、レアル・マドリードに所属するFWアルダ・ギュレルへの関心が再燃している。昨夏も熾烈な争奪戦が繰り広げられたトルコの19歳俊英は、果たして新シーズンをどこで迎えることになるのだろうか。現地時間22日、スペインメディア『fichajes.com』が報じた。

　ギュレルは昨夏に推定2000万ユーロ（約32億円）の移籍金でレアルに加入した。しかし、23/24シーズンの序盤戦は、けがの問題や言語の壁に直面し、満足な出場時間を得られず。それでも徐々に出場機会を増やすと、5月に入ってからはリーグ戦で4ゴールを決めるなど調子を上げ、トルコ代表として出場したUEFAユーロ2024（EURO2024）では1ゴール2アシストの活躍で8強入りに貢献し、才能の片鱗を見せつけた。

　レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長も、トルコの逸材に熱い期待を寄せている。クラブとしては、来季も残留させ、マドリードの地で成功をつかんでほしいようだが、待ち受けるのは世界一熾烈なポジション争いだ。昨季のUEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）優勝に大きく貢献したFWロドリゴとFWヴィニシウス・ジュニオールのブラジル代表コンビ、切り札FWブライム・ディアス、今夏加入する17歳の神童FWエンドリック、そして背番号9を与えられた次期エースFWキリアン・エムバペがいる。

　同メディアは、「ギュレルは出場機会を得られなかった昨季のようなことを繰り返したくないのだろう。そして彼が攻撃陣の序列で最下位の選手として扱われるようなことがあれば、チームは不満分子を抱えることになってしまう。すでにイタリアのミランやドイツ王者のレバークーゼンが、トルコ代表のレンタルでの獲得を打診している」と、継続的なプレー機会に飢える天才FWに、欧州ビッグクラブからのオファーが届いていることを報じている。