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サッカー選手に怪我はつきものだ。一度の大怪我がキャリアに大きな影響を及ぼしてしまうケースも少なくないが、一方で何度も大怪我をしながらもその度に復活し、ピッチに立ち続けてきた不屈の精神を持つ選手も多く存在する。今回は、度重なる大怪我に見舞われながらも復活を遂げてきた日本人選手を5人ピックアップして紹介する。
仲川輝人(FC東京)
生年月日:1992年7月27日
主な在籍クラブ:横浜F・マリノス、FC町田ゼルビア、アビスパ福岡、FC東京
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2019年のJリーグ得点王に輝いた仲川輝人も、大きな怪我を乗り越えた選手の1人だ。2014年秋、4連覇をかけて戦っていた関東大学サッカーリーグで、専修大学の仲川は試合中に右膝を負傷した。診断の結果は右膝前十字靭帯、内側側副靭帯の断裂、および半月板損傷。仲川を欠いた専修は見事に偉業を達成するが、その傍らで選手生命を脅かしかねない怪我を負ってしまった。
負傷から間もなく、横浜F・マリノスへの加入が決まったが、加入後はリハビリの日々が続いた。初の公式戦出場は1年目の9月。2年目からは2年連続で期限付き移籍を経験するなど、プロキャリアは決して順調なものとはいえなかった。
それでもマリノスに復帰した2018年、アンジェ・ポステコグルー新監督の下で右サイドに定着し、リーグ戦で9得点を挙げる。その勢いのまま翌シーズンは15得点を挙げ、チームメイトのマルコス・ジュニオールとともに得点王に輝いた。2人の点取り屋に牽引されたチームは、悲願のリーグ優勝を達成。プロ入りはどん底だったかもしれないが、不屈の努力はこうして結実した。