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まさに希望! 大怪我から復活した日本人選手5人。絶望の淵から帰ってきた勇気と努力の男たち

シリーズ:大怪我から復活した日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

田中達也

浦和レッズに所属した田中達也
【写真:Getty Images】


生年月日:1982年11月27日
主な在籍クラブ:浦和レッズ、アルビレックス新潟

「あの怪我がなければ…」

 田中達也のキャリアを振り返ると、多くの者は1つの怪我を思い出す。2005年10月、試合中にスライディングタックルを受け、右足関節脱臼骨折の重傷を負った。不運なアクシデントにより田中は残りシーズンを全休することとなった。

 復帰した翌年は4得点に留まるも、2007年、怪我から復帰した田中は初戦でいきなりゴールを決める。夏場には3戦5得点と固め打ちも披露した。浦和は最後の最後でリーグ優勝を逃したが、田中は18試合で9得点をマーク。AFCチャンピオンズリーグでも6試合で3得点を挙げ、優勝に貢献している。

 その後も度重なる怪我に悩まされ、以降はこの年のゴール数を上回ることができなかった。それでも、昨年の現役引退まで浦和で12年、アルビレックス新潟で9年プレーし、Jリーグで69ゴールを決めたワンダーボーイは、サポーターから愛され続けた。

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