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まさに希望! 大怪我から復活した日本人選手5人。絶望の淵から帰ってきた勇気と努力の男たち

シリーズ:大怪我から復活した日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

小野伸二(北海道コンサドーレ札幌)

浦和レッズに所属した小野伸二
【写真:Getty Images】


生年月日:1979年9月27日
主な在籍クラブ:浦和レッズ、フェイエノールト、清水エスパルス、北海道コンサドーレ札幌、FC琉球

 小野伸二は、黄金世代と呼ばれた1979年生まれの代表格で、1998年には18歳という若さでワールドカップ出場を果たした。1999年にはワールドユース(現U-20ワールドカップ)準優勝という快挙達成の原動力となり、押しも押されもせぬ存在として高く評価されていた。

 そんな天才を悲劇が襲ったのは1999年7月のシドニー五輪アジア地区1次予選。すでに1位通過の決まっていたU-22日本代表はU-22フィリピン代表と対戦したが、小野はこの試合で相手選手の荒々しいタックルを受けて負傷交代となった。左膝靭帯断裂という重傷だった。幸いにも10月末には復帰を果たしたものの、その後の選手キャリアに影響を与える怪我だった。

 その後、フェイエノールトではUEFAカップ制覇、日本代表でも日韓ワールドカップベスト16など、輝かしい実績を作った。その後も左足首や左膝など、大小さまざまな怪我を何度も経験したが、最終的に44歳までピッチに立ち続けた。

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