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エミール・スミス・ロウは、アーセナル退団か残留か？

　売却が噂されているアーセナルのイングランド人MFエミール・スミス・ロウに残留する可能性が浮上している。イギリスメディア『TEAMTALK』が、現地時間21日に報じている。スミス・ロウは、クラブとの契約を2026年6月30日まで残しているが、今後の去就に関心が集まっている。

　10歳でアーセナルの下部組織に加入したスミス・ロウは、2017年にプロ契約を結び、翌年にはトップチームデビューを果たした。21/22シーズンは、プレミアリーグに33試合出場し、10ゴールと2アシストを記録した。順調なキャリアを歩んでいたが、2022年9月に股関節を手術し、長期離脱。翌年1月に復帰したが、ポジションを掴めず、直近の2シーズンは満足に出場機会を得られていなかった。クラブの生え抜きとして、サポーターから愛されているものの、補強資金捻出のため、放出される見通しが報じられてきた。

　同メディアは、「フラムとクリスタル・パレスが、アーセナルのスミス・ロウをターゲットにしているが、ミケル・アルテタ監督が今夏も引き留める姿勢を明らかにした」と報じた。さらに、「フラムからの最新の3000万ポンド（約60億円）の入札は、アーセナルが拒否した。一方でパレスは、想像性溢れるMFに対して、3500万ポンド（約70億円）と追加オプションのオファーを提示する」と伝え、アーセナルがパレスの交渉に応じるかが、スミス・ロウの未来の重要な局面であると、報じている。

　これまでの報道によれば、スミス・ロウ自身は、少年時代から過ごしているクラブを離れるつもりはないようだが、出場機会が確保できなければ、自ら退団を選択することも視野に入れているという。アーセナルの10番を背負う選手の退団は、少なからず大きな衝撃を与えることになりそうだが、果たしてスミス・ロウとアーセナルはどのような決断を下すのだろうか。