レアル・マドリード最新ニュース
【写真:Getty Images】
ヨロを逃した影響は?
U-23フランス代表CBレニー・ヨロの獲得を計画していたレアル・マドリードだったが、同選手はマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決まってしまった。スペインメディア『EL Confidencial』は現地時間22日に、この獲得失敗が逆にマドリーにとって幸運をもたらす可能性があると報じている。
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マドリーはナチョ・フェルナンデスのサウジアラビア移籍が決まり、アントニオ・リュディガー、ガブリエウ・ミリトン、ダヴィド・アラバ、ヘスス・バジェホの4人しかCBを本職としている選手がいない。さらにアラバは左ヒザ前十字じん帯断裂の大ケガを負っており、25年まで復帰できない可能性があると報じられている。バジェホについても移籍の噂があがっており、最悪の場合はリュディガーとミリトンのみでシーズンに突入する可能性もあるようだ。そのため、スペイン王者が今夏の移籍市場で最終ラインの選手獲得に動く可能性は高いと思われていた。
そのような状況で最終ラインの補強候補筆頭にあがっていたヨロの獲得に失敗してしまったマドリーだが、同メディアは、「逆にチームにとって最大の幸運になる可能性がある」と言及した上で、その理由について次のように語っていた。
「解決策の一つは、オーレリアン・チュアメニをCBにコンバートさせることだ。昨年、彼は守備の中心として試合に出場し大成功を収めた。そして、この動きは王者がすべてをうまくまとめるために前向きなものになる可能性が高い。チュアメニのポジションを下げることで中盤が空き、そこにジュード・ベリンガムを起用できる。これによりエムバペ、ビニシウス、ロドリゴが攻撃ゾーンを占めることが可能となる」
さらに、「エムバペとエンドリッキの加入で、攻撃陣に既存の選手全員を起用するのが難しくなった」と言葉を続け、「確かに来季は長く、多くの試合や大会が行われる。しかし、チームの人数が多いにもかかわらず、全員を起用するのは難しいように思えたのも事実だ。アンチェロッティは困難な瞬間に解決策を生み出す方法を知っており、良い価格で選手を見つけられなかった場合、解決策はチームにある」と、チュアメニのCB起用を含めて、豊富なタレントが揃っている現状のチームであれば新しい選手を獲得しなくても問題ないことを指摘していた。
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