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【写真：Getty Images】

佐野の逮捕の影響はどの程度なのか？

　ドイツメディア『Burstadter Zeitung』は現地時間21日に、性的暴行の容疑で逮捕されたサッカー日本代表MF佐野海舟について、移籍先である1.FSVマインツ05への影響はどれほどのものになるのか報じていた。佐野は21日からチームに合流して練習を開始し、新シーズンに向けての準備を始める予定だった。

　記事では、「佐野海舟は本当であれば今週からマインツで練習を始める予定だった」と前置きし、「しかし誰もが知っているようにそれは起こらなかった。 23歳の新人は母国日本で拘留されている。事態は非常に複雑であり、これまでに何が分かっていて何が分かっていないのだろうか」と、現地でも混乱が続いていることを伝えている。

「マインツはメディアを通じて逮捕のことを知った。その後、クラブは情報が不足しているため、報道についての評価やコメントはまだできない、できるだけ迅速にかつ包括的に問題を解決するよう努めたいとの声明を発表している。チームの指揮官であるボー・ヘンリクセンも、アイントラハト・トリーアとの親善試合での敗北後にまだ何もわかっていないと語っていた」

　そして、「佐野はマインツでプレーすることになるのだろうか」と述べた上で、「現時点ではわからない。最終的には佐野が告訴されるかどうか、あるいは有罪判決が下される可能性があるかどうかにも大きく左右される。状況次第では、佐野の雇用継続を慎重に検討することになりそうだ。いずれにせよ、クラブはまだ結論を出しておらず当初は推定無罪が適用される」と、今後ドイツでプレーする可能性についても触れていた。

　また移籍金や給与についても触れており、「マインツの経済的ダメージはどうだろうか。1つ明らかなことは、すでに契約にサインしており移籍金250万ユーロ（約4億円）は戻ってこないということだ。ただし弁護士によると、佐野がトレーニングに現れなかったため、給与の支払いを停止する可能性があるという。ただしその場合、裁判所が決定を下す必要がある」と、今後の展開によっては佐野に対する給与の支払いが差し止められる可能性があると報じている。