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アンス・ファティは、新シーズンもレンタル移籍？

　セビージャが、バルセロナのFWアンス・ファティをレンタルで獲得することに意欲を示していることがわかった。スペインメディア『SPORT』が、現地時間21日に報じている。ファティの契約は、2027年6月30日までとなっているが、今後の去就に関心が集まっている。

　21歳のファティは、2023年9月に下部組織時代から過ごしたバルセロナを離れ、プレミアリーグのブライトンにレンタル移籍。しかし、23/24シーズンのリーグ戦では、けがの影響により、19試合の出場に留まり、2ゴールと期待を裏切る結果に終わった。すでにレンタル期間の満了により、バルセロナに復帰しているが、ハンジ・フリック新監督の構想から外れている可能性が高いとみられる。

　同メディアは、「セビージャは、長期的な交渉になると理解しているが、最終的には契約が、成立することに自信を持っている」と伝えたうえで、「23/24シーズンのラ・リーガで14位に終わったチームは、バルセロナに対して、ファティのレンタル移籍を強く求めている」と、セビージャがすでに、バルセロナに交渉を持ち掛けていることを強調している。

　報道によれば、バルセロナの最優先事項は、アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズとRBライプツィヒの同代表MFダニ・オルモの獲得を実現することだという。さらに、2人の獲得が実現した場合には、ブラジル代表FWハフィーニャとスペイン代表FWフェラン・トーレスよりも、序列が下になるファテイに、居場所はないだろうと伝えている。ファテイ自身は、新シーズンこそはバルセロナで成功したいという意思が強く、肉体改造にも取り組んでいるようだが、セビージャに活躍の場を求めることになるのだろうか。