DF:ヤクブ・キヴィオル(ポーランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年2月15日
23/24リーグ戦成績:20試合1得点3アシスト
ヤクブ・キヴィオルは、最後まで存在感を発揮できないままアーセナルを去ることになるかもしれない。
2023年1月にアーセナル加入を果たしたキヴィオルは、常に居場所探しに苦労してきた感がある。CBを主戦場とするものの、元々絶対的な主力候補としてチームに迎えられたわけではなく、フランス代表DFウィリアン・サリバとブラジル代表DFガブリエウのバックアッパーとしてベンチを温める日々が続いている。
キヴィオルの状況をさらに難しくさせそうなのが、今夏アーセナルが獲得を狙っているとされるDFリッカルド・カラフィオーリの存在だ。2023/24シーズン、ボローニャ(イタリア)の躍進を支えたイタリア代表のCBがアーセナルに到着することになれば、仮に残留したとしても序列が低いキヴィオルが弾き出されるのは必然的。また、そもそもアーセナルが人気銘柄であるカラフィオーリを獲得しやすくするためにキヴィオルを交渉材料に加える可能性もあり、今シーズンもイングランドでプレーできる望みは薄いだろう。
アーセナル加入前にスペツィア・カルチョで名を挙げたキヴィオルは、依然としてセリエA方面からの人気が高い。イタリアメディア『CalcioMercato.com』が今月16日に伝えたところによると、かねてより獲得の噂があったACミランに加えてユヴェントス(ともにイタリア)も獲得レースに参戦する構えを見せているという。