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活躍は至難の業!? J3からJ1へ飛び級移籍したJリーガー10人。福田翔生や横山歩夢だけじゃないシンデレラストーリー

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:福田翔生(ふくだ・しょう)

湘南ベルマーレの福田翔生
【写真:Getty Images】


生年月日:2001年3月23日
クラブ:Y.S.C.C.横浜→湘南ベルマーレ
移籍時期:2023年夏

 福田翔生は、J3からJ1への移籍で異例のブレイクを果たした選手の代表格と言えるかもしれない。

 2019年に東福岡高校からFC今治に加入した福田は、JFLとJ3で計4シーズンを過ごしたが得点がなく、J3のクラブでもあまり必要とされなかった。そんな状況で2023年にY.S.C.C.横浜加入が決まると、J3で21試合に出場して11得点を挙げ、同年夏に湘南ベルマーレに引き抜かれた。

 2023シーズン後半戦はJ1で得点がなかった福田は、今季もシーズン序盤は苦しんでいたものの、第8節の横浜F・マリノス戦で初ゴールを決めると、その後一気にブレイクし、ここまでリーグ戦で6得点を挙げている。

 第12節のサガン鳥栖戦で3試合連続得点を決めて2−1の勝利に貢献した後、福田は「(J3とJ1の違いは)最初の頃はやっぱり違いました。あと、決められていなかったというのもありましたし、そこで1点決められれば、という思いは自分の中でありました」と語り、「毎試合、命を懸けてやっています。大袈裟に聞こえるかもしれないですけれど、そのぐらいの気持ちでやっています」と、クラブ公式サイトでコメントを残していた。

 福田はスピードを活かした裏への飛び出しが持ち味のFWで、J1でも確かに通用している。そんな選手が少し前までJ3でも苦しんでいたのだから、プロのキャリアも分からないものだ。

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