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「Jリーグ→海外」の最高額は? 日本人、移籍金ランキング5位。まさにカリスマ! 日本人の価値を高めた天才

シリーズ:日本人移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。シーズン途中のJリーグから有力選手が引き抜かれることが多いのもこの時期だ。今回は、Jリーグから海外へ移籍した日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。


5位:中田英寿(なかた・ひでとし)


【写真:Getty Images】

生年月日:1977年1月22日
移籍先:ベルマーレ平塚(湘南ベルマーレ)→ペルージャ(イタリア)
移籍日:1998年7月1日
移籍金:350万ユーロ(約5.6億円)

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 元サッカー日本代表の中田英寿は、1998年のフランスワールドカップで活躍したあと、イタリアのペルージャへ移籍した。当時はまだユーロ導入前のため移籍金の額はあくまで目安ではあるが、350万ユーロ(約5.6億円)が動く大型取引だった。

 中田は、1998/99シーズン・セリエA開幕戦で衝撃的なデビューを飾った。アレッサンドロ・デル・ピエロ、ジネディーヌ・ジダン、フィリッポ・インザーギ、エドガー・ダービッツといったトッププレーヤーを擁する強豪ユベントスを相手に1試合2得点を記録している。試合には敗れたものの、多くの人に驚きを与えた。中田はこのシーズンのセリエAで10得点を記録し、ACミランやユベントスへの移籍が噂されるほど注目の選手となっている。

 その後、ローマに移籍した中田は、フランチェスコ・トッティとポジションを争った。2000/01シーズンの終盤戦で優勝を争うユベントスとの直接対決に0−2のビハインドの状況で途中出場すると、1得点1アシストの活躍でドローに持ち込み、ローマのセリエA優勝に大きく貢献した。

 当時、日本人選手がヨーロッパのクラブに行くことは商業的な要素が強いという見方をされがちだったが、中田が成功を収めたことで、その後多くの日本人選手がJリーグから海外に挑戦するようになった。中田のペルージャ移籍がなければ、日本人選手の欧州進出にはもう少し時間が掛かっていたかもしれない。

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【了】

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