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【写真：Getty Images】

久保がリバプール移籍？

　レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表の久保建英は、今夏リバプールへの移籍が噂されている。リバプール専門メディア『ANFIELD INDEX』は現地時間20日に、今夏の移籍市場において久保を獲得する可能性と、移籍後活躍できるかどうかについて報じていた。

　リバプール専門メディア『Rousing The Kop』は、「久保獲得のために5500万ポンド（約104億円）の入札を準備中。これは日本人選手の移籍としては新記録となる可能性がある」と報じていた。『ANFIELD INDEX』はこの報道を受けて、「リバプールは久保建英の記録破りの移籍に向けて準備中」と題して、久保の獲得の噂が持ち上がった理由について言及している。

「久保建英はリバプールにぴったりの選手だ。移籍市場が始まった当初、クラブは新たなFW獲得を最優先事項としていた。モハメド・サラーが契約最終年を迎え、サウジアラビアの関心も集めていることから、左利きで右サイドのフォワードの必要性はさらに高まっている。才能ある右ウイングである久保は、この役割を果たすのに理想的な候補だ。ピッチ上でのスピード、スキル、視野は彼を傑出した選手にしており、元所属クラブマジョルカの幹部マヘタ・モランゴ氏はサッカー界のスーパースターになれる可能性があると主張した」

　また、「この契約が成立すれば、リバプールは久保に年間1250万ポンド（約25億円）という驚異的な給与を提示することになる」と述べた上で、「久保をチームに加えることで、リバプールは多才でダイナミックな攻撃の選択肢を得ることになる。右サイドでプレーできる彼の能力は、チームの既存の才能を補い、時が来ればサラーの自然な代役となるだろう。アカデミーの若い選手たちに刺激を与え、新進気鋭の選手を育成するというクラブのコミットメントを示すことにもなる」と、戦力としてだけではなくクラブの哲学にも合致する獲得になりうることを強調していた。

　最後に同メディアは、「契約の金銭面、特に現在の給与体系を考えると懸念事項だ」と不安な点を挙げつつも、「ファンの視点から見ると、久保建英の獲得はワクワクする話だ。彼のスキルはリバプールの攻撃哲学に完璧に合致している。スピードと創造性はチームに新たな次元をもたらし、予測不可能で守りにくいチームにするだろう。結局のところ、リバプールのサポーターは久保がチームに加わる可能性に興奮しているはずだ」と、クラブだけではなくファンにとっても喜ばしい移籍になりうると指摘している。