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Jリーグ 3か月前

浦和レッズには明らかに欠けているものがある。「不甲斐ないの一言です」下位に3戦勝利ゼロ、工夫も裏目に【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

不甲斐ない敗戦も「ネガティブな部分だけではない」



 アディショナルタイムは9分。押せ押せの浦和がさらに前への圧を強めていくが、追い上げもここまでとなり3-4で試合を終えた。冒頭でも触れたが札幌にも負けたことで降格圏に沈むチームとの3試合は1分2敗。あまりにも痛い結果となった。

 関根は「途中から出た選手が、あれだけ試合を勢いづけてくれたことはポジティブ」としながらも「(下位チームとの3戦は)不甲斐ないの一言です。今日の試合で言えば前半20分ぐらいで試合を決定づけられるようなチャンスの数はあったし、ネガティブな部分だけではないが、90分を通してこのストーリーをもっと緻密に作りあげていかないと上にはいけないと改めて感じました」と課題を述べた。

 チームは3戦勝ちなしのままリーグ中断期間に入るが、試合中の波をなくし、安定した戦いを取り戻すことが重要となるはずだ。「チームとして課題はあるので1つ1つ潰していきたい」と話すと、自分自身に問いかけるように迷いのない口調で関根はこう言った。

「個人としては色々なポジションをやっていますがポジティブに捉えています。楽しみながらプレーしたいですし、出たポジションで“関根らしいね”と言われるプレーを出したいと思います」

(取材・文:石田達也)

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