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Jリーグ 3か月前

浦和レッズには明らかに欠けているものがある。「不甲斐ないの一言です」下位に3戦勝利ゼロ、工夫も裏目に【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

浦和レッズに欠けていたもの「それが裏目に出て…」「裏返す工夫が必要」



 特に後半の2失点は浦和守備陣のアプローチも甘く、ノンプレッシャーの状態でもあった。関根は「フォーメーションを工夫したが、それが裏目に出て真ん中が空いてしまった。チームとして、もっとやれたという思いはあります」とコメント。そして「クリアするところや一歩足を出せたなどの判断もありますが、相手に勢いがある中で裏返す工夫が必要だったと思っています。相手は気持ち良く後半の最初はプレーしていた。そこは反省点」と続けた。

 まさかの4失点を喫した浦和は一気に4枚のカードを切り、小泉佳穂、本間至恩、二田理央、堀内陽太を投入し[4-3-3]へと布陣を変更。1対1で相手を剥がし、ボールを持って運ぶシーンが増えた浦和は77分には小泉の右コーナーキックからチアゴ・サンタナが豪快なヘディングシュートで得点する。

 さらに81分、小泉のクロスをチアゴ・サンタナが左足で逆サイドへ流すとペナルティーエリア右へ走り込んだ二田が右足でニアを打ち抜くと、90分には左コーナーキックのこぼれ球を拾った井上黎生人がゴール前で相手に倒される。オンフィールドレビューの結果、PKを獲得すると、これを伊藤敦樹がゴール左隅へ決めチーム3点目を決めて、1点差とした。

 ペア・マティアス・ヘグモ監督は「(本間)至恩は本日、良い自己紹介をしてくれたと思います。(二田)理央も良いスピード、良いゴールを見せてくれました。堀内陽太も小泉佳穂も含めて4人同時に交代しましたが、彼ら全員でチームに再度エネルギーを注入してくれたと思います」と評する。

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