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Jリーグ 3か月前

「20代の頃よりも…」横浜F・マリノス、天野純の進化が止まらない。日本を離れて得た自信、「勝てねえな」は過去【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグ第24節、FC町田ゼルビア対横浜F・マリノスが20日に行われ、1-2でアウェイチームが勝利している。ハリー・キューウェル監督との別れを決断したマリノスにとっては、大きな勝ち点3に。この試合で得点を決めたMF天野純は、さらなる自信をのぞかせている。(取材・文:元川悦子)

著者プロフィール:元川悦子

1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2014年ブラジル大会まで6回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。

キューウェル解任「短い準備期間の中でやったのは…」

横浜F・マリノス
【写真:Getty Images】

 今季から指揮を執っていたハリー・キューウェル監督との契約が16日に解除されるというショッキングな出来事に直面した横浜F・マリノス。確かに、23/24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でファイナルに進出するという大きな出来事はあったものの、6月下旬から7月頭にかけてのリーグ4連敗と12位という順位は名門にとっては容認できない結果だったのだろう。

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 後を引き継いだジョン・ハッチンソン監督はアンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム)が率いていた2021年にコーチを務めており、今季はヘッドコーチとして前指揮官を支えていた。

「(21日のFC町田ゼルビア戦までの)短い準備期間の中でやったのは、選手たちにより自由度を与えたこと」と新指揮官は説明したが、臨機応変にポジションを変えながら流動的に動けるように仕向けたという。

 加えて、中盤も昨季までの2ボランチ・トップ下の形に変更。天野純がキーマンと位置づけられたのだ。

「より自由を与えてもらえば個人としてもやりやすい。ナベ(渡辺皓太)や喜田(拓也)は昔からやってる選手たちなので、本当に阿吽の呼吸があるんで、やりやすい」と背番号20も語っていたが、周囲との意思疎通と連係を大事にしながらゲームに挑んだ。

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