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最悪の無駄遣い…。マンチェスター・シティ歴代“不良債権”ワーストイレブン。大外れだったのは…?

シリーズ:不良債権ワーストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

DF:マイコン(元ブラジル代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1981年7月26日
在籍期間:2012年夏~13年夏
移籍金:375万ユーロ(約6億円)
クラブ通算成績:13試合0得点1アシスト

 マイコンは資金力のあるマンチェスター・シティにおいて高額補強とは言えないが、期待を大きく裏切った選手だった。

 2006年から所属したインテルで見事な活躍を見せたマイコン。2009/10シーズンの3冠に貢献して、2012年夏にシティの一員になった。監督はインテル時代にも指導を受けたロベルト・マンチーニで、適応にも不安はなさそうだった。

 しかし、開幕早々ケガで離脱すると、その後もたびたび負傷離脱。シーズン序盤は復帰すれば起用されていたが、後半戦になるとパブロ・サバレタのポジションを脅かすことができずにほとんどの時間をベンチで過ごした。サバレタが不在のときもマイカ・リチャーズが優先され、プレミアリーグでは9試合出場どまりだった。

 シーズン終盤にマンチーニ監督が解任されると、マイコンは構想外に。フリートランスファーでローマ加入が決まり、イングランドでのキャリアは1年で幕を下ろした。

DF:バンジャマン・メンディ(元フランス代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1994年7月17日
在籍期間:2017年夏~23年夏
移籍金:5750万ユーロ(約92億円)
クラブ通算成績:75試合2得点14アシスト

 2017年夏に5750万ユーロ(約92億円)で獲得したバンジャマン・メンディは、サッカー選手としての能力に疑いの余地はなかった。しかし、結果として不良債権化してしまった。

 2017年9月にひざ前十字じん帯の断裂で長期離脱となったメンディは、2017/18シーズンのほぼ全てを棒に振った。その後もたびたび負傷で離脱となっている。

 そして、2021年夏に複数の強姦や性的暴行の疑いで起訴されて無期限の出場停止になったことで、メンディのキャリアは完全に狂ってしまう。昨年の7月にはすべての容疑において、無罪の判決が下ったものの、失われた時間は当然ながら戻っていない。

 メンディは2017年から6シーズンをシティの一員として過ごしたことになるが、リーグ戦の出場はわずか50試合。シティでプレーする実力はあったが、ケガと素行で全てが台無しになった。

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