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忘れられてしまった…。バルセロナの消えた天才6人。将来有望だったはずが、輝けなかった神童たち

シリーズ:消えた天才 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:イ・スンウ(韓国)

元バルセロナFWイ・スンウ
【写真:Getty Images】


生年月日:1998年1月6日
バルセロナ通算成績:0試合0得点0アシスト

 2016年に行われたU-16アジアカップで、当時バルセロナのカンテラに所属していたイ・スンウが残したインパクトは絶大だった。日本との試合で決めた約50mの独走ゴールから「韓国のメッシ」という異名もつけられた。

 しかし、その後バルセロナのトップチームに昇格することができず、2017年夏にエラス・ヴェローナへと完全移籍。2018年夏に行われたロシアワールドカップのメンバーにも選出されて2試合に出場したが、最後の代表出場が5年前に遡ることからもわかるように、第一線のキャリアからは外れてしまった。

 そんなかつての神童は、シント=トロイデンやポルティモネンセを経て水原FCでプレーしている。イ・スンウはソン・フンミンやイ・ガンインのように若くして欧州に渡った選手なため、韓国のプロリーグではプレー経験がなかったが、23歳にして初の母国でのプレーとなった。

 ヨーロッパでは結果を残すことができなかったイ・スンウだが、1年目の2022シーズンに13ゴールを決めて復活を印象付けると、2024シーズンは第23節終了時点で得点ランキング3位の9ゴールを決めるなどタイトル争いを繰り広げている。この活躍を続ければ、近い将来に韓国代表へ復帰する可能性もあるのではないだろうか。

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