13位:伊東純也(いとう・じゅんや)
生年月日:1993年3月9日
移籍先:ヘンク(ベルギー)→スタッド・ランス(フランス)
移籍日:2022年7月29日
移籍金:1000万ユーロ(約16億円)
日本人選手の歴代移籍金ランキングで13位に入ったのは、伊東純也だ。2022年夏にベルギーのヘンクからフランスのスタッド・ランスに加入したときの移籍金が1000万ユーロ(約16億円)となっている。
伊東は、2019年1月に柏レイソルを離れてヘンクに加入した。爆発的なスピードを活かした突破力を武器にすぐに定位置をつかんだ伊東は、加入したシーズンにベルギー1部リーグで優勝を経験した。2019/20シーズンに5得点7アシストを記録して注目を集めると、翌2020/21シーズンは38試合に出場して11得点16アシストと暴れている。続く2021/22シーズンも8得点18アシストとインパクトを残し続け、2022年夏にフランスへ移籍している。
スタッド・ランスにとって、1000万ユーロという移籍金は当時のクラブ史上最高額補強だった。翌シーズンに中村敬斗とモハメド・ダラミーの獲得に1200万ユーロ(約19.2億円)を投じて記録は塗り替えられているが、伊東は移籍当時に29歳で、将来的に高値で売却できる望みは薄く、シンプルに戦力として魅力を感じてこの移籍金を投じた格好だ。
伊東は、リーグアンで2シーズンを過ごして9得点12アシストを記録している。ベルギー時代に比べると数字としてのインパクトは薄れているが、リーグのレベルに違いがあり、起用できる状態であれば常にプレーしていることからも、チームの信頼は明らかだ。移籍金の額に見合う働きをしていると言えるだろう。