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史上最高額は誰だ!? 日本人サッカー選手、歴代移籍金ランキング11〜20位。鈴木彩艶、菅原由勢もランクイン!

シリーズ:歴代移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

19位:堂安律(どうあん・りつ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1998年6月16日
移籍先:フローニンゲン(オランダ)→PSV(オランダ)
移籍日:2019年8月30日
移籍金:750万ユーロ(約12億円)

 2017年にガンバ大阪からオランダのフローニンゲンへ期限付き移籍した堂安律は、1年後に170万ユーロ(約2.72億円)で完全移籍に切り替わり、さらにその1年後に750万ユーロ(約12億円)でオランダの名門クラブであるPSVに引き抜かれた。

 当時無名だった堂安は、オランダ1部開幕戦に先発で出場したあと、4試合出番がなかったものの、第6節トゥエンテ戦で初アシストを記録し、続くズヴォレ戦で初得点を挙げ、良い流れをつかんだ。鋭いドリブルのカットインと、そこから繰り出される正確な左足のシュートは、すぐにチームの信頼とファンのハートをつかんだ。

 19歳でオランダへ渡った堂安は、フローニンゲン加入時にオランダ『RTV』などに対して、「フローニンゲンを選んだのは、アリエン・ロッベンやルイス・スアレスのような選手がここで育ったからです」と語り、自ら偉大な先輩たちの名前を挙げた。そのスタイルからすぐに周囲は「和製ロッベン」と堂安を称えるようになり、2017/18シーズンのファンが選ぶフローニンゲンの年間最優秀選手に選出されている。

 2018年夏に買い取りオプションを行使して正式に堂安を獲得したあと、フローニンゲンはさらに1年間堂安を育て、2019年夏にオランダ国内の強豪PSVに750万ユーロで放出した。フローニンゲンにとって、これはクラブ歴代3位タイとなる移籍金収入で、ルイス・スアレスをアヤックスに放出した際の移籍金も750万ユーロだった。ロッベンは18歳のときに430万ユーロ(約6.88億円)でPSVに売却されており、堂安律はオランダの名ウインガーよりも多くの額をフローニンゲンに残したことになる。

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