海外日本人選手 最新ニュース
欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。今回は、歴代の日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で11〜20位を紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。
20位:菅原由勢(すがわら・ゆきなり)
生年月日:2000年6月28日
移籍先:AZ(オランダ)→サウサンプトン(イングランド)
移籍日:2024年7月14日
移籍金:700万ユーロ(約11.2億円)
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この夏の移籍市場でオランダのAZからイングランドのサウサンプトンへ移籍した菅原由勢が、日本人選手の歴代移籍金ランキングで20位に入った。その移籍金は、700万ユーロ(約11.2億円)となっている。
2019年夏に名古屋グランパスからAZへ移籍した菅原は、オランダで経験を重ねて価値を高めた。シーズンごとに成長を続けてチームに不可欠な存在となり、2022/23シーズンはリーグ戦3得点8アシスト、2023/24シーズンは同4得点7アシストと、攻撃面でもインパクトを残せる右サイドバックとして不動の地位を確立している。AZ加入時に25万ユーロ(約4000万円)だった市場価値は、昨年末に1500万ユーロ(約24億円)まで上昇した。
今回の移籍金が700万ユーロにとどまったのは、菅原とAZの契約が残り1年だったためだ。どのクラブも所属選手をフリーで放出するのを避けたいため、獲得を狙うクラブにとっては格安で引き抜くチャンスとなる。この契約満了まで1年の時期は、売却のタイミングとなることが多い。実際、今夏の移籍市場では菅原に対してイタリアの名門クラブであるインテルも興味を示していることが報じられていた。
菅原は、市場価値の半分以下の移籍金でサウサンプトンに加わった。イングランドで自身が“お買い得”だったことを証明できるだろうか。