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クラブ大崩壊…。Jリーグ、歴代ガッカリ外国人監督6人。期待に応えられず日本を後にした男たち

シリーズ:歴代ガッカリ外国人監督 text by 編集部 photo by Getty Images

ファビオ・カリーレ(V・ファーレン長崎/ブラジル)

Fabio Carille
【写真:Getty Images】


生年月日:1973年9月26日
在籍期間:2022年7月~2023年12月

 遺恨を残したままV・ファーレン長崎を去っていったファビオ・カリーレ氏を覚えているファンも少なくないだろう。

 ブラジル人指揮官のカリーレ氏は、コリンチャンスやサントスFCといった母国ブラジルのクラブだけでなく、サウジアラビアのアル・ワフダやアル・イテハドでも監督を務めた。2022年7月には長崎の監督に就任し、J2リーグを11位でフィニッシュ。翌2023シーズンは7位と順位を上げ、J1リーグ昇格を目指す2024シーズンに向けて契約を延長した。

 しかし、その後に思わぬ事態が発生する。サントスが突如としてカリーレ氏の監督就任を発表したのだ。契約が残っている中で一方的に話が進められた長崎は違約金の支払いを求めたが、サントス側は応じることはなかった。

 結果的に、長崎は国際サッカー連盟(FIFA)に提訴。契約に対するサントス側の認識の問題もさることながら、今年3月にブラジルメディア『SporTV』のインタビューを受けた“当事者”カリーレ氏の言葉からはどこか他人事感が漂う。同氏は「解決するだろうし、解決しなければならない」とコメント。「短期間で解決されることを願っている。罰金があり、誰かが支払わなければならない」とも述べ、サントス側が長崎に対して違約金を支払っていないことを示唆した。

 カリーレ氏も、長崎との契約があることを知りながらサントスと手を結んだはずなのだが……。いずれにしても、長崎ファンからすれば裏切られた思いだろう。

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【了】

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