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クラブ大崩壊…。Jリーグ、歴代ガッカリ外国人監督6人。期待に応えられず日本を後にした男たち

シリーズ:歴代ガッカリ外国人監督 text by 編集部 photo by Getty Images

ルイス・カレーラス(サガン鳥栖/スペイン)

Lluis Carreras
【写真:Getty Images】


生年月日:1972年9月24日
在籍期間:2019年2月~同5月

 シンプルに成績が伴わず解任されたのが、サガン鳥栖を率いたルイス・カレーラス氏だ。

 スペイン生まれのカレーラス氏は、FCバルセロナの下部組織で育成を受け、1993年にはトップチームデビューを果たした経験を持つ。バルセロナではあまり活躍できなかったが、その後所属したRCDマジョルカやアトレティコ・マドリードでは中心選手として活躍。2007年に現役を引退し、以降は指導者の道に進んだ。

 だが、監督としてのカレーラス氏はこれといって優れた成績を残せなかった。デポルティーボ・アラベスのBチームやマジョルカ、レアル・サラゴサといった母国スペインのクラブを渡り歩き、2019年2月には鳥栖の監督に就任。しかし、J1リーグではわずか1勝しか挙げられず、第9節の湘南ベルマーレ戦を最後に約3カ月足らずで解任された。

 当時の鳥栖には元スペイン代表のフェルナンド・トーレス氏(現在は引退済み)が在籍。カレーラス氏は現場を預かるシェフとして、最高級の食材を生かすことができなかった。

 ちなみに、カレーラス氏の後を引き継いだのはアシスタントコーチを務めていた金明輝氏だったが、同氏は選手・スタッフに対するパワーハラスメント行為が明らかとなり、2021年12月に監督を退任。カレーラス氏のスピード解任を経験した鳥栖は、後任監督の不祥事で再び激震に見舞われることになった。

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