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クラブ大崩壊…。Jリーグ、歴代ガッカリ外国人監督6人。期待に応えられず日本を後にした男たち

シリーズ:歴代ガッカリ外国人監督 text by 編集部 photo by Getty Images

フアン・マヌエル・リージョ(ヴィッセル神戸/スペイン)

Juan Manuel Lillo
【写真:Getty Images】


生年月日:1965年11月2日
在籍期間:2018年10月~2019年4月

 マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が師と仰ぐ人物だという触れ込みに、大きな期待を抱いたファンも多かったのではないだろうか。

 フアン・マヌエル・リージョ氏は、2018年9月にヴィッセル神戸の監督に就任することが発表された。就労環境が整うまで多少の時間がかかったものの、翌10月にはリージョ体制が正式スタート。当時の神戸は“バルセロナ化”を推進しており、戦術家として知られるリージョ氏にはその旗振り役が期待されていた。

 たしかに、リージョ氏が神戸で具現化しようとしたスタイルは、ある程度形になっていた時期もあった。元スペイン代表のアンドレス・イニエスタを筆頭に、“点取り屋”ダビド・ビジャやルーカス・ポドルスキ(どちらも現在は引退済み)ら世界的スターを揃え、ハマった時には破壊力抜群の攻撃を披露していたのも事実だ。

 だが、マエストロ(巨匠)とも呼ばれた指揮官は、2019年4月にあっけなく契約解除が発表された。当時、本人はクラブ公式サイトをとおして「私と家族にとってはこうする事がベスト」と言葉少なに語ったが、退任直前にチームの守備が崩壊状態にあったことが致命傷となった。神戸で最後の指揮となったサンフレッチェ広島戦では2-4と大敗を喫している。

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