イングランドの次期代表監督として名前があがっているのが、現在シティで指揮を取る名将ジョゼップ・グアルディオラ監督だ。同監督はクラブとの契約が25年夏までとなっている。

　同メディアは、「イングランドの王者であるシティの内部では、監督が2024-25シーズン終了後にチームを去るかもしれないとの見方が出ている」と前置きした上で、「彼の将来を複雑にしているのは、プレミアリーグがシティに対して、財務規則違反の疑いで100件以上の容疑をかけられており捜査中であることだ」と、同クラブにまつわる疑惑が去就に影響していると指摘。

　そして、「グアルディオラは以前から、代表の監督になることに興味を示している。しかし、同監督はカタルーニャ人であるという自覚があるため、スペイン代表監督になることには特に興味がない」と、母国の代表チームを指揮する可能性が低いことを強調した上で、イングランド代表監督の就任可能性について次のように述べていた。

「最優先事項は代表チームの文化を理解している監督を見つけることである。グアルディオラはイングランドで8年間過ごし多くの選手を輩出してきたことから、代表チームに完璧に適合している。しかし、以前は代表チーム監督のためにシティから引き抜くのはほぼ不可能だろうという見方があった。しかしチーム内部では、24-25シーズン終了後にチームを去るかもしれないとの見方が出ているのは伝えたところだ」

　仮にシティの指揮官が同チームの監督から退いた場合、イングランド代表チームに招へいすることは可能だ。もっとも最短でも来年以降になってしまう。同メディアは「暫定監督任命案を検討するかもしれない。U-21の監督リー・カーズリーが現在監督候補となっている」と、名将グアルディオラ氏をイングランド代表に迎え入れるまでの間、現在U-21の指揮官であるカーズリー監督が暫定監督に任命される可能性があることも指摘していた。