「初戦のパラグアイ戦で今日と同じようなパフォーマンスだと…」

――修正しなければならない点はどこでしょうか。

「今日はボールをキープすることがあまりできなかったので、その点については修正しなければなりません。初戦のパラグアイ戦で今日と同じようなパフォーマンスだと勝つことは難しいと思います」

――シュートが1本に終わってしまった要因はなんでしょうか？

「全体的にフランスの勢いに負けてしまいましたが、ただ、1本のシュートで1-1の引き分けに持ち込めたことは良かったですね」

――今日の試合のMVPは誰でしょうか？

「守備の選手が相応しいと思います。小久保か大畑（歩夢）ですね。2人ともよく体を張ってプレーしました！ 高井（幸大）も健闘したと思います」

――守備陣は本当によく耐えましたね。先日の親善試合でフランスに1-4と敗れているパラグアイとの初戦はどう戦うべきでしょうか。

「今日は守り切れることができることを証明しました。パラグアイ戦は、もう少し自信を持って日本のペースで試合を進めて欲しいですね。そして今日と同じく、チャンスを必ずものにしなければいけませんね！」

――シュートが1本だったということで、攻撃陣は少し自信を落としてしまったかもしれません。攻撃で期待したいところはありますか？

「そんなに落ち込むことはないと思います。今日は強豪相手との戦いで、十分に頑張ったと思います。五輪ではチャンスが多くあると思うので、あまり心配していません」

――そうですね。厳しい予選を勝ち上がってきたメンバーですから、期待したいですね。今日は早朝からありがとうございました！

「こちらこそ、ありがとうございました。本番はどんどん近づいていますので、楽しみにしています！　Allez les Samurai Bleus（がんばれ、サムライ・ブルー）!」

▽語り手：ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー　英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー　“摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。