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【写真：Getty Images】

U-23日本代表が先制するも試合の大部分で守備に奔走

　サッカーU-23日本代表は現地時間17日、パリ五輪前最後のテストマッチでU-23フランス代表と対戦した。U-23日本代表はこの試合を1-1の引き分けで終え、チームを率いる大岩剛監督はこの一戦のあとフラッシュインタビューに応じた。同氏は「内容は二の次で、コンディションを整えることが第一でした」とコメントしている。

　藤田譲瑠チマのゴールにより、U-23日本代表は前半に先制したが、終始U-23フランス代表に後手を踏む展開が続いた。後半開始直後にミカエル・オリーズにミドルシュートを決められると、その後はほとんど防戦一方。GK小久保玲央ブライアンをはじめとする守備陣の奮闘により、U-23日本代表はどうにか五輪ホスト国の猛攻をしのぎ切った。

　大岩監督は「内容は二の次で、コンディションを整えることが第一でした」と語り、このゲームにおける目的はアウェイの地に慣れることであると強調した。その中で一定の手応えも口にしており、同氏は「我々の強みは守備からのショートカウンター。そういった面は（この試合でも）出せたと思います」と述べた。藤田のゴールは、藤尾翔太の鋭いプレスから始まっており、確かに攻守のトランジションには具体性があるように見える。

　また、24日に行われるグループリーグ初戦、U-23パラグアイ代表との試合に向けて、「我々のやるべきことをもう一度明確にし、分析したうえで初戦に臨みたい」と語った。そして最後に「目の前の試合をしっかり勝ち続けて、階段を一歩ずつ上っていければ」と大会への抱負を述べている。