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もういらない…。“構想外”=ほぼクビ状態の名手10人。今夏の放出が確実な実力者たち

シリーズ:クビ状態の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

GK:ケパ・アリサバラガ(スペイン代表)

スペイン代表GKケパ・アリサバラガ
【写真:Getty Images】


生年月日:1994年10月3日
所属:チェルシー(イングランド)
23/24リーグ成績:14試合9失点(レアル・マドリード)

 2018年夏にケパ・アリサバラガがアスレティック・ビルバオからチェルシーに移籍する際に支払われた8000万ユーロ(約128億円)の移籍金はGK史上最高額である。2位のアリソン・ベッカーとも大差があり、この記録が破られることは到底ないだろう。

 そんな“史上最高額のGK”はチェルシーで完全な構想外となっている。2023/24シーズンはティボー・クルトワが負傷したレアル・マドリードに緊急補強という形で移籍したが、ウクライナ代表GKアンドリー・ルニンとのポジション争いに敗れてシーズン途中からは完全にベンチ要員となった。

 このアピールのチャンスをフイにしてしまったことでレアル・マドリードはケパを買い取らず、今夏にチェルシーへと復帰。しかし、ロベルト・サンチェスやジョルジェ・ペトロビッチがいることで現チームの構想には入っておらず、契約が2025年夏までということもあって今夏の退団が決定的となっている。

 しかし、レアル・マドリードでのアピール失敗もあって魅力的なオファーが届いている様子はなく、サウジアラビアのアル・イテハドへの移籍が最有力となっている。古巣アスレティック・ビルバオはウナイ・シモンが君臨しているため彼を獲得する理由はない。レアル・マドリードへの再ローンの可能性もある中で、かつての最高額GKはどのクラブでプレーするのだろうか。

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