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「彼の能力を最も生かせる…」バルセロナ新監督、オルモ獲得を希望か。会長は「絶対的な優先事項」の実現に邁進!

text by 編集部 photo by Getty Images

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RBライプツィヒのダニ・オルモ

【写真:Getty Images】



ライプツィヒのダニ・オルモ


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 バルセロナは、UEFAユーロ2024(EURO2024)でスペイン代表の優勝に大きく貢献したライプツィヒに所属のMFダニ・オルモの獲得に、非常に強い関心を示しているようだ。クラブに財政的な制約が存在する中、今夏の移籍市場では誰を連れてくることになるのか、現地時間16日、スペインメディア『Sport』が伝えた。

 ラ・リーガ奪還を狙うバルセロナの補強ポイントは、左ウイングとボランチだ。現在は、スペイン代表の左ウイングのポジションで素晴らしいプレーを見せたアスレティック・ビルバオのFWニコ・ウィリアムズの獲得に全力を注いでいる。同メディアによれば、「ジョアン・ラポルタ会長にとってニコは、優れたサッカー選手である以上に、ファンの気持ちを高揚させ、クラブに希望を取り戻すことができる選手だと考えている」と、22歳のアタッカーこそがこの夏の「絶対的な優先事項」だとしている。

 一方、新監督に就任したハンジ・フリックは、少し異なる見方をしている。「フリックは、オルモがチームにフィットできるかという適性についての議論も重視している。オルモは、その実績に加えて、どの攻撃的ポジションでもプレー可能だ。ユーロではスタメンに定着し、トップ下として輝いた。彼のアシストと得点の能力を最も生かせるポジションだ」と、同監督がトップ下のポジションでオルモを計算の立つ選手だと高く評価していることを伝えている。

 また、オルモの代理人にはバルセロナ側からすでに獲得の意思が伝えられているようで、オルモ自身も、他チームとの交渉を進める前に、バルサの動きを待つことを望んでいるようだ。しかし、ニコ獲得交渉を進めながら、7月20日まで延長されたと言われる6000万ユーロ(約96億円)のオルモの契約解除条項を行使するほどの財政的余裕がバルセロナにないことも事実。「絶対的な優先事項であるニコに対してどのような決断を下すかによって、オルモ獲得への動きも変化する」と同メディアは伝えている。果たして、バルサのカンテラ育ちのオルモは、古巣への復帰を実現させることができるのだろうか。

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【了】

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