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エミール・スミス・ロウがフラムに移籍か？

　フラムが、アーセナルでプレーするMFエミール・スミス・ロウの獲得に向けて、本格的な交渉に乗り出す構えであることがわかった。イギリスメディア『Football Insider』が、現地時間15日に報じている。23歳のスミス・ロウは、クラブとの契約を2026年6月30日まで残しているが、今後の去就に関心が集まっている。

　イングランド代表経験もあるスミス・ロウは、10歳でアーセナルのアカデミーに加入。2017年にプロ契約を結び、翌年にはトップチームデビューを果たした。21/22シーズンは、プレミアリーグに33試合出場し、10ゴールと2アシストを記録した。しかし、2022年9月に股関節を手術し、長期離脱。翌年1月に復帰したが、ポジションを掴めず、直近の2シーズンは満足に出場機会を得られていない。そのため、プレミアリーグの複数のクラブがスミス・ロウの獲得に興味を示していると報じられている。

　同メディアは、「フラムがスミス・ロウ獲得に向けた交渉のための、予備的な話し合いを開始している」と伝え、「23/24シーズンのプレミアリーグを13位で終えたクラブは、攻撃的MFへの関心を高めており、本格的な交渉に向けて進展している」と報じ、アーセナルは、新たな選手の獲得資金捻出のため、完全移籍での獲得オファーにも応じる意向であるという。

　また、フラムの他にも、アーセナルの10番獲得にはクリスタル・パレスも関心を示しているようだ。スミス・ロウ自身は、少年時代から過ごしたクラブで活躍したいという思いが強いようだが、チーム内での居場所が見つけることができない場合は、自ら退団を申し出る可能性もあるとこれまでに報道されている。“アーセナルの未来”とも呼ばれた男は、今夏での退団が迫っているようだ。