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リッカルド・カラフィオーリを巡る交渉、ボローニャ側は値上げを要求しているが…

　ボローニャに所属する22歳のイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリはアーセナルと個人合意した。しかし、クラブ間交渉は難航しており、アーセナルはポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルの譲渡を含めた契約を検討しているようだ。イタリアメディア『イル・レスト・デル・カルリーノ』が報じている。

　カラフィオーリはセンターバックとして昨季公式戦37試合に出場し2得点5アシストを記録。イタリア代表としてEURO2024に参加し、クロアチア戦では後半アディショナルタイムにマッティア・ザッカーニの得点をアシストして劇的同点弾を演出していた。ボローニャとの契約は2027年6月まで残っているが、アーセナルとカラフィオーリは年俸500万ユーロ（約8億円）の5年契約で、すでに個人合意している。選手本人は移籍に前向きだが、ボローニャとの交渉は行き詰まっていた。

　同メディアによると、その大きな要因の一つはカラフィオーリの前クラブであるスイス1部バーゼルとの契約内容にあるという。将来、移籍が決定した際にバーゼルは移籍金の50%を受け取る権利を持っているようだ。同メディアは「将来の転売の50%を引き下げるためバーゼルとの綱引きが進行中であるが、バーゼルは聞く耳を持たない。そのため、ボローニャはアーセナルに値上げを要求している」と報じ、移籍金の交渉で難航していることを明かしている。そこでアーセナルは打開策として、買取義務付きレンタルでキヴィオルの譲渡を提案。1度はボローニャ側が拒否したものの、まだキヴィオルの譲渡を含めた契約で、ボローニャとの交渉を続けているようだ。