7位:ジャン=フィリップ・マテタ
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年6月28日
所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド)
市場価値:2000万ユーロ(約32億円)
23/24リーグ戦成績:35試合16得点5アシスト
オーバーエイジ(OA)としてパリ五輪に参加するクリスタル・パレス所属のジャン=フィリップ・マテタが、市場価値ランキングで7位に入った。
コンゴ民主共和国にルーツを持つマテタは、フランスのセーヌ=サン=ドニ県スヴランの出身。国内数クラブの下部組織で育成を受けると、2015/16シーズンにはシャトールーのトップチームにてフランス全国選手権(3部リーグ相当)で躍動した。22試合に出場して11得点3アシストを記録したマテタを国内の名門クラブが放っておくはずがなく、2016年9月にはオリンピック・リヨンに完全移籍した。
その後はドイツ・ブンデスリーガに挑戦してマインツでエースの座に君臨した後(通算71試合出場27得点5アシスト)、2021年1月にはクリスタル・パレスへ期限付き移籍してイングランド・プレミアリーグに上陸。2022年1月には完全移籍に契約が移行し、2023/24シーズンはリーグ戦35試合で16得点5アシストを記録するなど、点取り屋として存在感を見せつけている。
加入当初は1500万ユーロ(約24億円)だった市場価値も、現在は2000万ユーロ(約32億円)まで上昇している。自らの価値を実力で高めた27歳のマテタがU-23フランス代表に還元できるものは非常に多いと言えるだろう。