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【写真:Getty Images】
遠藤のライバルは今獲得すべきではない?
サッカー日本代表遠藤航が所属するリバプールは、今夏にアンカーのポジションの補強が常に取り沙汰されている。しかし地元メディア『Liverpool World』は現地時間14日に、獲得が噂されているポルトガル代表MFジョアン・ネヴィスは優秀ではあるものの、遠藤がすでにチームに必要なものを持っていると指摘していた。
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守備的MFのポジションが手薄なリバプールは、ベンフィカに所属しているポルトガル代表のジョアン・ネヴィス獲得の噂が取り沙汰されている。同選手は弱冠19歳ながらすでに高い能力があることを示しており、多くのビッグクラブが狙うポルトガルの逸材だ。
しかし記事では、「リバプールは、アルネ・スロット監督が望む特徴を備えているであろうネヴィス獲得に向けて前進する見込みだと報じられている」と前置きした上で、「もっとも遠藤はすでに監督が必要としている能力を有している」と指摘し、両選手を比較し遠藤を高く評価していた。
「ネヴィスの守備における貢献率は高く、昨シーズンの守備に関するアクションでは上位15%に食い込んでいた。また彼の強力なパス能力も見逃せない。プログレッシブパスでは上位9%にランクインしている。スロット新監督はMFに対して、前方にパスすることを望むスタイルだ。しかし、ネヴィスと遠藤の数字を比較すると2人の数字はほぼ同じである」
一方でネヴィスの優れた点としてボールを運ぶ能力についても触れていたが、「若い選手の方が機敏でありこれは当然のことだ。また、ポルトガルリーグの方が全体的に競争力が低いという事実を考慮すると、遠藤の方がはるかに多くの経験がある」と日本人MFの経験値を考慮すべきと強調し、「契約解除条項が約1億1000万ポンド(約208億円)に設定されているが、それに値するようなパフォーマンスをまったく示していない選手に(クラブが)移籍金を承認する可能性は非常に低い」と移籍の可能性が低いことを伝えていた。
また遠藤に関しては、「ユルゲン・クロップ監督の賢明な獲得により、中盤のターゲットに約1億1000万ポンドを費やす必要がなくなり節約できる」と、獲得を決めた元監督と昨夏加入した同選手を高く評価。そして遠藤の存在を前提として、「ポルトガル人MFは高く評価されている才能の持ち主で、時が経つにつれて成長していくだろう。しかし、背負った移籍金に見合うレベルにはまだ達していない。彼はまだ準備ができていないのだ。」と、現状はネヴィスを優先すべきではないと繰り返し強調している。
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