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「鎖で繋がれているよう」イングランド代表のレジェンドが決勝で敗れた指揮官を猛批判「消極的なアプローチ」【ユーロ2024】

text by 編集部 photo by Getty Images

UEFAユーロ2024(EURO2024)最新ニュース

ガレス・サウスゲート監督
【写真:Getty Images】



ファイナルで敗れた代表監督に厳しいコメントを送るレジェンド


 UEFAユーロ2024(EURO2024)決勝戦・スペイン代表対イングランド代表の試合が現地時間14日に行われた。1ヶ月にわたって行われた欧州最高峰の戦いは、スペイン代表の優勝で幕を閉じている。米メディア『EUROSPORT』は、イングランド代表のレジェンドであるリオ・ファーディナンド氏のコメントを報じている。


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  悲願のユーロ初優勝を狙って望んだスペイン代表との決勝戦だが、イングランド代表は87分に勝ち越し弾を許してしまう。そのまま追いつくことができずに、イングランド代表は2大会連続決勝の舞台で散ることとなった。

 元マンチェスター・ユナイテッドでイングランド代表チームのレジェンドでもあるファーディナンド氏は、ガレス・サウスゲート監督率いるチームのファイナルに対する臨みかたは「消極的なアプローチ」だったと述べた上で、次のように批判していた。

「イングランドは鎖でつながれているように感じる。チームには質の高い選手が揃っているのに残念だ。トップチームは試合をコントロールし、開始1分から積極的なプレスで相手からボールを奪い取る。しかし我々は1点ビハインドになるまで、前線に出て、高い位置でプレスをかけ、相手チームをナーバスにすることはしない。ファンは皆、こう思うだろう。なぜ我々は1点ビハインドになるまで、足かせを外した状態で仕掛けるのを待っているのかと」

 また、「本来の姿を失ったように見えた」と前置きした上で、「イングランドの選手たちが所属クラブで勝利を収めた主な理由の一つは、彼らが大事な場面で勇敢であることだった。彼らは勇気があり、リスクを負い、チャンスをつかみ、ビハインドになるのを待たない。試合が均衡し、最も困難な瞬間にチャンスをつかむ。そして、何かを勝ち取るには、その勇気を持って、すべてを出し切らなければならない」と言葉を続け、大会を通じて消極的すぎたことを強調している。

 そして、「時には賭けてみることも重要だ」と述べた上で、「保守的なアプローチなら、勝たなければいけない。そうでなければ、それは非常に否定的なアプローチとして分析され、見られることになる。そしてそれは監督の責任になってしまう」と、消極的なアプローチを採用した指揮官に敗北の責任の一端があると指摘していた。

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【了】

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