UEFAユーロ2024(EURO2024)最新ニュース
ユーロ2024(EURO2024)の全日程が現地時間14日に終了し、スペイン代表が優勝を果たした。大会を振り返れば、ラミン・ヤマルを初めとするヤングスターが大きなインパクトを残した一方で、期待に反して低調なパフォーマンスに終わった選手も存在する。今回は、ユーロ2024で価値を下げてしまった名手たちを紹介する。(スタッツは7月14日時点のデータサイト『Transfermarkt』を参照)
FW:アントワーヌ・グリーズマン(フランス代表)
生年月日:1991年3月21日(33歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード(スペイン)
ユーロ成績:6試合0ゴール0アシスト
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ユーロ2024の優勝大本命だったフランス代表は、まさかの準決勝敗退という結果に終わった。グループリーグ、決勝トーナメント合わせて6試合を戦い、奪った得点数はわずか4ゴール。うち2ゴールはオウンゴール、1ゴールはPKと、サッカーファンの予想に反した散々な数字でレ・ブルーはドイツを後にした。
このような結果を招いてしまった要因の1つには、FWアントワーヌ・グリーズマンの不調が考えられる。今年初めに親善試合を負傷欠場するまで、2016年からフランス代表の活動に84試合連続で出場していた同選手は、まさにチームを牽引する重要な存在だ。
そんな主軸であるグリーズマンが、今大会では0ゴール0アシストと攻撃に効果的な役割を果たすことが出来なかった。決定機を逃す場面や判断を誤る場面が散見され、精彩を欠く時間帯が長かった印象だ。
チームメイトであるアドリアン・ラビオ(パリ・サンジェルマン)は準決勝を前にして、グリーズマンがこのように低調なプレーとなっている要因に言及。「どう説明したらいいのか分からないが、おそらく彼は体力的にそれほど優れていないのだろう。アントワーヌにはもっと多くのことができる能力があるので、我々は彼にもっと多くのことを期待している」と語ったことを英メディア『The Athletic』が報じている。
ラビオの指摘が正しいかは定かではないが、フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督は準決勝スペイン代表戦の先発からグリーズマンを外すことを決断。同選手は1-2とラ・ロハにリードされていた62分に投入されるが、決定的な役割を果たすまでには至らなかった。
実力とこれまでの貢献を知っているがゆえに、今大会のグリーズマンのパフォーマンスは期待を裏切る残念なものだったと言えるだろう。