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【写真：Getty Images】

FC東京が松木玖生のラストマッチを勝利で飾る

　2024明治安田J1リーグ第23節の2試合が13日に各地で開催された。今日の試合が終わった段階でヴィッセル神戸が2位、北海道コンサドーレ札幌が最下位、アルビレックス新潟が14位で順位に変動なし。FC東京は8位から6位に上がった。神戸とドロー決着の札幌は連敗を「8」で止めている。

　14時開始の札幌対神戸は、序盤から昨季王者が優位に試合を進める。神戸は右サイドを起点に札幌のゴールに迫ると、MF広瀬陸斗のシュートがポストを叩いた。ボールは札幌にもたれる場面が多く見られたが、神戸の選手たちは陣形を大きく崩すことなく落ち着いて相手のポゼッションに対処していた。しかし先手を打ったのはホームチーム。フリーキックのチャンスに、MFの青木亮太が右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

　ディフェンディング・チャンピオンはハーフタイム明けから攻勢に打って出る。48分にMFの佐々木大樹が左サイドの深いところからマイナス気味のクロスを中に送ると、ファーサイドに位置を取るFW大迫勇也がヘディングで合わせて同点弾を決めた。このあとは札幌にPKのチャンスが与えられるが、鈴木武蔵がこれを決め切れず、そのまま試合はドロー決着に終わっている。

　19時キックオフのFC東京対新潟は、ホームチームが白星を挙げた。試合前にMF松木玖生が海外移籍のためにチームを離れることが発表されており、FC東京は勝利で同選手を送り出すことに成功した。開始早々、左ウイングに入った遠藤渓太がゲームを動かす。MF小泉慶のボールを左サイドでボールを受けると、遠藤はそのままひとりで運び、ゴール右隅に突き刺した。

　反撃に転じたい新潟は、ボールを保持しながらチャンスを窺う。試合終了の時点で新潟はシュート数とボール支配率でFC東京を上回ったが、枠内シュートの数では劣っている。後半は前半と比較すると新潟が押し込む時間帯が見られたが、得点に繋げることはできなかった。すると77分に途中出場のFW野澤零温がFC東京に追加点をもたらし、チームの勝利を大きく手繰り寄せた。以降はスコアに動きなく、FC東京は松木の花道を飾った。

　13日に行われた2試合の結果は以下の通り。

北海道コンサドーレ札幌 1–1 ヴィッセル神戸
FC東京 2-0 アルビレックス新潟