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「Jリーグ→海外」の最高額は? 日本人歴代移籍金ランキング11〜20位。高い金額で海を渡ったのは?

シリーズ:日本人移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

14位:中村俊輔(なかむら・しゅんすけ)

中村俊輔

【写真:Getty Images】


生年月日:1978年6月24日
移籍先:横浜F・マリノス→レッジーナ(イタリア)
移籍日:2002年7月3日
移籍金:200万ユーロ(約3.2億円)

 中村俊輔は、横浜F・マリノスで活躍し、2000年にJリーグ年間最優秀選手賞を受賞するなどして、日本屈指のMFの座を確固たるものとした。しかし、2002年の日韓ワールドカップではサッカー日本代表メンバーから落選。その夏に200万ユーロ(約3.2億円)の移籍金でイタリアのレッジーナへ加入した。

 日本を代表するレフティーは、イタリアで見事なスタートを切った。2002/03シーズンのセリエA第3節インテル戦で前半からキレキレのプレーを見せると、試合終了間際にはPKでイタリア初ゴールを記録し、ホームデビュー戦で好印象を残した。ここから3試合連続得点を挙げて一気にファンの信頼を勝ち取っている。

 イタリア2年目は負傷離脱の時期もあって出番が少なくなったものの、中村はレッジーナ在籍中に日本代表として2004年にAFCアジアカップMVPを受賞するなど、たくましく成長し、2005年夏にスコットランドのセルティックへ移籍している。

 セリエAデビューシーズンに7得点5アシストという見事な結果を残したあとの2シーズンは数字の上でそれほど伸びなかったため、中村のレッジーナ時代はあまり注目されないことが多いが、セルティック加入時の移籍金は420万ユーロ(約6.72億円)とされており、イタリアでの成長は高く評価されている。その後のセルティックでの輝きにつながったという意味でも、イタリアでの3シーズンは価値あるものと言えるはずだ。

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