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「Jリーグ→海外」の最高額は? 日本人歴代移籍金ランキング11〜20位。高い金額で海を渡ったのは?

シリーズ:日本人移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。シーズン途中のJリーグから有力選手が引き抜かれることが多いのもこの時期だ。今回は、Jリーグから海外へ移籍した日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。


20位:鈴木武蔵(すずき・むさし)

北海道コンサドーレ札幌の鈴木武蔵

【写真:Getty Images】

生年月日:1994年2月11日
移籍先:北海道コンサドーレ札幌→ベールスホット(ベルギー)
移籍日:2020年8月18日
移籍金:150万ユーロ(約2.4億円)

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 鈴木武蔵は、2019シーズンに北海道コンサドーレ札幌でJ1・33試合に出場して13得点5アシストを記録し、YBCルヴァンカップでは6試合で7得点2アシストを記録して大会得点王に輝いた。翌2020シーズンは負傷による離脱があったものの、リーグ戦とカップ戦合わせて5試合出場し、その全ての試合で得点を挙げて、夏にベルギーのベールスホットに150万ユーロ(約2.4億円)の移籍金で加入している。

 鈴木はベルギーでも好スタートを切り、森岡亮太擁するシャルルロワとの第6節で移籍後初先発を飾ると、いきなり得点を決め、続くワースラント=ベフェレン戦でもゴールを挙げた。第10節のロイヤル・アントワープ戦で移籍後初の2得点を記録し、続くルーヴェン戦でも1ゴールと、10番の背番号にふさわしい働きを見せている。

 しかし、良い時期は長く続かなかった。チームの不振が続き、鈴木は第12節以降の得点はわずか1と調子を落とした。2021/22シーズンは25試合出場で1得点とさらに苦しみ、チームは最下位で2部に降格となって、鈴木はガンバ大阪へ完全移籍して日本に戻った。

 加入した当初のベールスホットは、チームが好調で、裏に抜け出す鈴木のスピードが十分に発揮できていた。しかし、個で打開するよりも味方のパスがあってこそ活きるのが鈴木であり、チームが打開できないことにはなかなかチャンスも増えなかった。鈴木は2024シーズンの北海道コンサドーレ札幌でここまで無得点。ベールスホット時代と同じ悩みを抱えているようにも見える。

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