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バイエルン・ミュンヘンがキングスレイ・コマンを放出へ

　バイエルン・ミュンヘンが、フランス代表FWキングスレイ・コマンを放出する意向であることがわかった。フランスメディア『レキップ』が、現地時間12日に報じている。コマンは、2027年6月30日まで契約を残しているが、絶対的な地位を確保できず、退団の可能性が浮上している。

　28歳のコマンは、2015年夏にユベントスからバイエルンにレンタル移籍で加入すると、2017年にバイエルンが買取オプションを行使し、完全移籍を果たした。23/24シーズンは負傷に苦しみ、公式戦27試合で5ゴール3とアシストに留まった。ドイツで開催中のUEFAユーロ2024（EURO2024）では、準決勝まで進んだフランス代表のメンバーに選出されたものの、グループリーグ2戦目のオランダ戦で15分出場しただけだった。　

　同メディアは、「バイエルンの新監督であるバンサン・コンパニは、フランス人ウィンガーに新シーズンを頼るつもりはない」と報じた。さらに「ドイツのビッグクラブは、今夏の移籍市場の終わりまでにコマンを放出したいと考えており、5000万ユーロ（約80億円）から6000万ユーロ（約96億円）のオファーであれば応じる構えだ」と伝えている。

　12年ぶりに無冠に終わったシーズンを過ごしたクラブは、今夏の移籍市場でクリスタル・パレスから右ウィングを主戦場とするミカエル・オリーズをすでに獲得しており、負傷が絶えないコマンは、売却要員となっているとみられる。コンパニ新監督のもと、新シーズンを迎えるバイエルンは、ブンデスリーガ王座奪還に向けて、着々と人員整理を進めているようだ。