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Jリーグ 4か月前

まだまだ放出あるぞ…。今夏の海外移籍が不思議ではないJリーガー6人。海外に引き抜かれそうな逸材は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:藤尾翔太(ふじお・しょうた)

藤尾翔太
【写真:Getty Images】


生年月日:2001年5月2日(23歳)
所属クラブ:FC町田ゼルビア
今季リーグ戦成績: 18試合8ゴール1アシスト

 今季、新参者ながらJ1優勝へ向けて快走するFC町田ゼルビア。その原動力として活躍しているFW藤尾翔太が、今夏に海外移籍を実現させても不思議ではない。

 現在23歳の藤尾はセレッソ大阪の下部組織で育ったストライカーだ。身長184cm、体重79㎏のすらっとした体格の持ち主ではあるが、相手DFの寄せに遭っても簡単には倒れない類まれなボディコントロールが光る。質の高いポストプレーで攻撃の起点になったり、献身的なプレスバックで前線からの守備に走りまわるなど、町田のサッカーに適合した点取り屋であると言える。

 今季はリーグ戦18試合に出場し、リーグ8位タイの8ゴールを記録。注目したいのがその内訳であり、利き足である右足から4ゴール、左足2ゴール、ヘディング2ゴールとバランスが素晴らしい。左右両足、そして頭と得点パターンが豊富なところは、NECナイメヘン(オランダ)でプレーする日本代表FW小川航基を彷彿とさせる。小川と同様、首位クラブを支えるストライカーも海外リーグで実力を発揮できるのではないだろうか。

 そのきっかけになり得るのが、今月開幕するパリオリンピックである。世界中が注目する今大会でインパクトを残すことが出来れば、大会終了後に移籍の噂が出てもおかしくないだろう。クラブ、U-23日本代表のチームメイトである平河悠は、既に海外移籍が発表されている。藤尾には、4年に一度の大舞台で輝き、世界への切符を掴み取ってもらいたい。

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