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Jリーグ 3か月前

まだまだ放出あるぞ…。今夏の海外移籍が不思議ではないJリーガー6人。海外に引き抜かれそうな逸材は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:宮代大聖(みやしろ・たいせい)

宮代大聖
【写真:Getty Images】


生年月日:2000年5月26日(24歳)
所属クラブ:ヴィッセル神戸
今季リーグ戦成績:20試合7ゴール1アシスト

 ポテンシャルは評価されていたものの、なかなかインパクトを残せていなかった若武者がようやくその才能を爆発させている。

 川崎フロンターレの育成組織で育った宮代大聖は、2018年に同クラブでプロデビュー。しかしながら、当時の川崎Fは日本代表級の選手が数多く在籍しており、宮代はなかなか出場数を伸ばすことができなかった。

 その後、同選手は出場機会を求めてサガン鳥栖へのレンタル移籍を決断する。鳥栖で過ごした2022シーズンは、リーグ戦22試合に出場して8ゴールをマークするなど持ち前の攻撃性能を十分に発揮。チャンスメイクからゴールに至るまで、チームの攻撃に色々な役割で絡んだ。

 レンタル移籍先で本来の輝きを取り戻した宮代は、昨季、満を持して川崎Fに復帰し、リーグ戦30試合8ゴール1アシストを記録。今冬に新たな活躍の場としてヴィッセル神戸を選んだ。

 前線からの強度の高いチームプレッシングと破壊力抜群の攻撃陣を武器とする昨季王者の柱は、元日本代表FW大迫勇也。新加入の宮代はすぐに神戸の戦い方にフィットし、エースのポストプレーを上手く使いながら敵陣深くに侵入するプレーを何度も見せている。ここまでリーグ戦20試合で奪ったゴール数は7。あと1ゴールでキャリアハイの8ゴールに並ぶことになる。

 神戸の攻撃に彩りを与える24歳が海外のクラブから興味を持たれても不思議ではないだろう。今季加入した選手であることを考えると、宮代が今夏の移籍市場で新天地を探す可能性は低いかもしれない。が、いまのJリーグの中で海外クラブに引き抜かれてもおかしくない選手の1人であることは間違いない。

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