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フォーカス 3か月前

今のクラブに居場所なし…。今夏に移籍しないとマズイ欧州日本人選手6人。現状を打破しなければいけないのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:田川亨介(たがわ・きょうすけ)

【写真:Getty Images】


生年月日:1999年2月11日
所属クラブ:ハーツ(スコットランド)
23/24リーグ戦成績:14試合2得点0アシスト

 田川亨介の2023/24シーズンは消化不良のまま終わりを迎えた。 

 2022年1月にFC東京からCDサンタ・クララ(ポルトガル)へローン移籍すると、2023年7月には一度FC東京へ復帰したものの、直後にハーツ(スコットランド)へ完全移籍。二度目の海外挑戦に踏み切った田川だが、スコットランドでは本来の実力を発揮しきれずにいる。シーズン序盤に負傷すると、復帰後もベンチ生活が長く続くことに。出場したとしても途中投入からの短時間プレーがほとんどで、スティーブン・ネイスミス監督の信頼を得られていない。 

 田川とハーツが結んでいる契約は2027年5月で満了となる。今年2月、田川にポルトガルやJリーグへ復帰する可能性が取り沙汰されると、スコットランドメディア『Edinburgh News』はハーツ側の見解として、田川がチームにフィットするまで時間がかかると考えていることを報じた。

 ただ、田川の状況をより難しくしているのは、ハーツに絶対的なエースが君臨している点だ。公式戦47試合に出場して31得点8アシストを記録したスコットランド代表FWローレンス・シャンクランドは、ネイスミス監督にとって揺るぎない“ファーストチョイス”。田川としてはポジションが完全に被っており、キャプテンも務める28歳のCFから先発の座を奪うのは容易ではない。 

 ハーツに適応するための時間をかけるより、新天地で先発出場の機会を増やすべきだろう。

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【了】

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