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Jリーグ 3か月前

平河悠は「言語の問題もあるだろうし…」。英挑戦にFC町田ゼルビア同僚の反応は?「恩返しをしたい」【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

「適応する必要があるだろう。ただ…」


「彼がイングランドに行けば、もう少し肉体的な戦いになるだろう。それに備えなければならないし、彼はそれを逆に利用しなければならない。平河はディフェンダーを焼き尽くすことができる恐ろしいスピードを持っているからね」

「生活習慣や文化、言葉など、彼にとっては適応する必要があるだろう。ただ、彼のクオリティと能力は、チャンピオンシップというリーグで輝けるものだと思うし、彼がどれだけ活躍できるか、楽しみにしている」

 平河が文化の違いを乗り越えることができれば、森保一監督がこの23歳をサムライブルーに招集する日もそう遠くはないだろうとデュークは信じている。

「精神的にもっとタフになると思うし、それはメンタル的にも彼はもっと良くなるはずだ。これは学習曲線の話であって、うまくいけばすぐに日本代表に入るだろう」

 下田の決勝ゴールをアシストした名古屋戦の後、平河自身は移籍先について具体的には語らなかったが、ヨーロッパへの移籍が重要な次のステップだと考えていることは明らかだった。

「今年に移籍するなら海外と決めていたので、国内で移籍する理由もないです。海外からいくつかオファーがありました」と彼は説明した。

「言語の問題もあるだろうし、普段感じないストレスも日常生活の中であるのも承知で、それも人生経験にしたい」

「世代別の日本代表では国際試合の難しさを感じましたけど、(海外の選手は)日本人の身体と違うので、肌で感じてみたいなと思います」

 平河が次なるチャレンジに集中する一方で、町田は平河抜きでJ1優勝に挑戦することに集中し続ける。

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