コパ・アメリカ2024（南米選手権）最新ニュース

カナダ代表はゴール奪えず準決勝敗退

　コパ・アメリカ2024・準決勝、アルゼンチン代表対カナダ代表が現地時間7月9日にMetLifeスタジアムで行われ、2-0でアルゼンチンが勝利した。アルゼンチンは準々決勝で先制点を挙げたリサンドロ・マルティネスらを起用し、カナダの先発メンバーにはアルフォンソ・デイヴィスやジョナサン・デイヴィッドらが名を連ねている。

　試合序盤の12分、アルゼンチンがカナダゴールに迫る。アンヘル・ディ・マリアが右サイドでパスを受け、ドリブルでペナルティーエリアの角の位置まで進入。ディ・マリアの折り返しに、リオネル・メッシが一度収めて、左足を振りぬきシュートを放つが、ボールは枠外にそれてしまった。

　アルゼンチンが23分に試合を動かす。ロドリゴ・デ・パウルのパスに反応したフリアン・アルバレスがボールを収めた後、カナダのディフェンダー、モイーズ・ボンビトをかわし、右足でシュートを打った。ボールはGKの股下を通過し、ネットに吸い込まれた。

　1点を追うカナダは前半終了間際の47分にチャンスを迎える。アリスター・ジョンストンのロングスローをデイヴィッドがペナルティーエリア内で左足を合わせた。しかし、これはGKエミリアーノ・マルティネスに止められてしまう。カナダはゴールを奪えず、1点ビハインドのまま後半へ向かうことになった。

　後半開始早々の51分、アルゼンチンに追加点が舞い込んだ。デ・パウルがペナルティーエリア内で折り返したボールをカナダのイスマエル・コネがカット。その直後、コネのクリアボールをエンソ・フェルナンデスが拾い、右足でシュートを打つ。フェルナンデスのシュートをメッシが左足でコースを変え、ゴールネットを揺らした。

　1点が遠いカナダは悲劇に見舞われる。今大会、全試合先発として出場していたデイヴィスが負傷し、71分に交代を余儀なくされた。89分、カナダはアルゼンチン陣内でボールを奪う。パスをつないだ後、サイル・ラリンからタニ・オルワセイへラストパス。オルワセイはペナルティーエリア内で左足をふりぬくも、GKマルティネスに阻まれてしまった。

　カナダがゴールネットを揺らせないまま試合は終了。連覇を狙うアルゼンチンは決勝へと駒を進めた。