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【写真：Getty Images】

アーセナル行きが噂されるリッカルド・カラフィオーリ

　現在ボローニャに所属するイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリが、UEFAユーロ2024（EURO2024）を通じて広く注目されている。『Sky Sports』などが連日アーセナルへ移籍する可能性を報じているが、米スポーツメディア『ジ・アスレチック』が現地時間9日に同選手の長所と弱点を伝えた。

　同メディアは、「カラフィオーリはアーセナルに何をもたらすのか？」と見出しを打ち、同選手を分析している。主にセンターバックとして活躍する22歳のイタリア代表選手に対し、『ジ・アスレチック』は「左サイドバックや偽サイドバックとしてもプレーできる」と特長を挙げ、「その多才さからアーセナルにとって貴重な戦力となるだろう」と見解を示した。

　また、同メディアがまとめたデータを参照しながら、カラフィオーリの優れている点として「ボール運び」を指し示す。データによると、同選手の90分あたりのキャリー回数は49.5回、ファイナルサードへボールを運んだ回数は1.1回で、セリエAのディフェンダーの中でそれぞれ上位12％に位置している。さらに同メディアは、「オープンスペースを攻める能力に長けており、テイクオン（ボールを保持しながら対人戦で勝つこと）の62パーセントを成功させている」と指摘した。

　その一方で、「90分あたりのボールロスト回数」や「90分あたりのミスコントロール」ではセリエAにおいて下位2％に含まれ、ファウル数はリーグ平均をわずかに上回る程度だという。

『ジ・アスレチック』は22歳という年齢を念頭に置きつつ、「カラフィオーリの弱点は修正可能な問題で、彼のプレーのポジティブな特徴を考えると、アーセナルにとって賢明な契約になるだろう」と結論を述べている。