疑惑の払拭へ「甘くない」アジア最終予選の戦い方
実は、細かくプランニングしているが選手ができていない可能性も否めないし、そもそもこれまでとは全く違う革新的なアプローチをしているかもしれない。どのような指導がなされているか、その詳細を知ることができない以上は「なんとも言えない」というのが大前提とアレックスは話す。
あくまでも試合という結果から見えたことは、ゲームプランの解像度が低いのではないかという疑惑である。
いよいよ9月から最終予選が始まる。対戦国は着々と日本対策を進め、アジアカップで露呈した弱点を否応なく突いてくるだろう。最終予選ではそういったことも考慮したプランニングが必要になってくる。
森保監督はアジア勢との戦いを「そんなに甘くない」と常々主張している。それを証明するためにも、考え抜いたゲームプランで臨み疑惑を払拭してもらいたい。
(取材・文:川原宏樹)
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