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【写真：©1992 Y.MARINOSもしくは横浜F・マリノス提供】

オリジナル10同士の歴史的な一戦が始まる

　明治安田J1リーグの第23節、横浜F・マリノス対鹿島アントラーズが7月14日に日産スタジアムで行われる。Jリーグ発足時の10チームの中で、J2に降格したことがないのは横浜と鹿島のみ。「THE CLASSIC」とも呼ばれるこの対戦をファンにより楽しんでもらうべく、スタジアムではさまざまなイベントが用意されている。

　Jリーグの歴史の中で毎年顔を合わせてきた唯一のこのカードは、今回で70回目を迎える。これまでの対戦成績は鹿島が35勝、横浜が24勝、10回の引き分けと横浜は大きく差をつけられている。

　今シーズンの第1戦は6月1日に国立競技場で行われ、鹿島のホームだったこの試合は3−2で鹿島に軍配が上がった。シーズンダブルは許されない横浜にとって14日の試合は絶対に負けられない一戦となるが、首位のFC町田ゼルビアに追従したい3位の鹿島もそれは同じことだ。

　そんな特別な一戦ということだけあって、さまざまなイベントや演出が予定されている。東ゲート側場外トリコロールランドステージでは、鈴木隆行氏をゲストに迎え、波戸康弘アンバサダーと栗原勇蔵クラブシップ・キャプテンの3人で「レジェンドトークショー」が開催される。両クラブに在籍した経験のある鈴木氏や横浜OBの波戸氏、栗原氏から現役時代の貴重な話が聞けるかもしれない。

　また、両チームのマスコットであるマリノス君としかおがデザインされたホログラムステッカーを来場者全員に配布される。

　キックオフ直前には、ナイトゲーム恒例の音と光の演出「トリコロールギャラクシー」に加え、神奈川フィルハーモニー管弦楽団がおなじみのアンセムを生演奏する。

　最高の演出によって彩られる日産スタジアムで、伝統の一戦は行われる。選手たちのモチベーションも最高潮となるであろうこの一戦を見逃すことはできない。