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J1が狙う? J2で輝く若き逸材10人。恐怖と希望の移籍市場、夏の“個人昇格”は実現するか?

シリーズ:J2で輝く若き逸材10人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:弓場将輝(ゆみば・まさき)

大分の弓場将輝
【写真:Getty Images】


所属クラブ:大分トリニータ
生年月日:2002年5月13日(22歳)
2024リーグ戦成績:21試合0得点0アシスト

 大分トリニータの下部組織で育った弓場将輝は、2021年にトップ昇格を果たしたものの、なかなか定位置確保には至らなかった。それでも、2022年にクラブがJ2に降格してから出場機会を増やし、2023シーズンから不動のレギュラーとして活躍している。

 弓場は危険察知能力が優れたボランチで、タックル、ブロック、インターセプト、リカバリーの全ての項目でチームトップの数字を記録している。ブロックとインターセプトについてはJ2全体でも2位で、大分の中盤の守備を支える存在だ。

 J2屈指のボランチである弓場だが、ここまでの出来に100%納得しているわけではないだろう。チームが下位に低迷しているのに加えて、弓場個人としても2023シーズンは4得点挙げていたものの、今季はここまで得点がない。

 昨年末のクラブ公式メディアのインタビューで弓場は、2024シーズンへの課題を問われた際、2023シーズンに「ゴールとアシストで10本以上というのを目標に掲げていて達成できなかった」ことを挙げていた。攻撃面の貢献は本人の中でも向上の余地があるポイントのようだが、今季ここまで得点もアシストもないのはもどかしいところだろう。

 大分は第23節終了時点で総得点数が19で、最下位・ザスパ群馬に次ぐ下から2番目の数字だ。23失点は上位に入っても不思議ではない数字なだけに、弓場は守備の貢献をそのままに、攻撃面に磨きをかけたいところかもしれない。

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