UEFAユーロ2024（EURO2024）最新ニュース

アルバロ・モラタの警告は無し！

　UEFAユーロ2024（EURO2024）準々決勝、スペイン代表対ドイツ代表が現地時間5日に行われた。試合は2-1でスペイン代表が勝利した。優勝候補同士の一戦は白熱し、イエローカードが15枚も出る展開となったが、スペイン代表FWアルバロ・モラタのイエローカードがUEFA（欧州サッカー連盟）の公式サイトから取り消された。

　試合はスペイン代表がダニ・オルモのゴールで先制に成功。しかし、試合終了間際にフロリアン・ヴィルツがゴールを決めて土壇場でドイツ代表が追いつく展開に。それでも、ミケル・メリーノのゴールが延長後半に決まって、スペイン代表が勝ち切った。

　スペイン代表は29分にロビン・ル・ノルマンが今大会2枚目のイエローカードで準決勝の出場停止が決まってしまう。さらに、ダニエル・カルバハルが延長前半に警告を受け、出場停止が決まったが、同後半アディショナルタイム（AT）にこの試合2度目の警告で退場処分となってしまった。

　そして、映像で確認する限りでは、延長後半ATの1分にすでにベンチに下がっていたモラタが抗議により、イエローカードを提示されていたように見えた。英メディア『The Athletic』は「モラタ自身が試合後に警告を受けていないと話した上でイエローカードが取り消される前に、TVではUEFAの公式サイトと同様にスペインのキャプテン（モラタ）が警告を受けたと伝えていた」と言及している。

　さらにスペイン『マルカ』も「セレブレーションで完全に何もしなかったモラタにイエローカードが提示されたというミスが試合の放送であった」と指摘した。

　現地のTVでモラタにイエローカードが出たと示されていたが、モラタ自身が話すように実際には警告はなかったという。もし、同選手がイエローカードを受けていたら、準決勝は出場停止となっていたが、それは回避された形となった。

　10日に行われるフランス代表との準決勝では、ル・ノルマンとカルバハルの2選手が出場停止となる。